今後のメディアの進路先
単純な比較として、メディアにおける最も根幹となる要素は何だろうか。
その各所における考えと批評。
また、言うまでもなく新聞やテレビが関わった情報は伝達が遅く、速報としての意味は全く為さない。
- 新聞
一次情報(目視)による認識を記者がする。
その後、記事化され、検閲を通って、半二次情報として読者に伝わる。
情報の劣化する点は以下。
- 記者の誤認・情報操作
- 記事検閲による情報操作
- 読者の誤認
- テレビ
新聞社などの持つ記者が持ち寄った情報や、公開されている情報を元に番組を作成。
台本作成。
アナウンサーに読ませて配信、視聴者に伝わる。
情報の劣化点は以下。
- 一次情報の信頼性が不透明
- 台本作成時の編集者が無署名
- アナウンサーの発言ミス
- 映像がつく場合、その情報収集者が無署名
- 視聴者の誤認
- ネット(新聞社による)
基本的には新聞とテレビと同じ。
- 新聞、テレビにおけるような第一次情報の信頼性
- 記者名の無意味さ
- 受け取り手の誤認
- ネット(情報サイト)
個人でやっているものを主とする。
- ソースが新聞社などの情報源である場合、その時点で情報操作されいる可能性
- ただし纏めて大量に見られる上、読者層の好みが分かり易く、総合情報源として優秀
- 但しあくまで個人である為確定的な信頼性は無い
- また個人の情報サイトの場合一次情報源となれるニュースは限られている
- ネット(2ch)
- 不特定多数による情報の混沌化
- 冗談と事実の境界が曖昧、当人にも曖昧、受け取り手にも曖昧
- 但し利用者数の関係上一次情報が大量に存在する為、その信頼性さえ確立されれば一次情報源としては最大規模かつ透明度が高いが、何にせよ埋もれてしまう
- レッテル貼りを内にも外にもする為事実が不明瞭
情報を認識する上で最も避けたいのは元情報の欠損である。
できるだけその距離を短く、中継点を少なく、劣化の少ないケーブルで繋ぐべき。
また口コミと違って、ネットにおける単純な情報劣化は(人間意志が介在しなければ)ゼロである為、新聞やテレビよりも信頼度は高い。
ネットにおける現状の信頼性のなさはその多くがマスコミに拠る敵対意識から作られたものであり、それ以外の大半は知らないもの・掴み所の無いものに対する不安感だと思われる。
以上から考えてこの先情報の伝達において最も良さそうな手段を構成する要素は、
- 情報発生源が自らその情報をインターネットに載せる手段の確立
- その半零次情報とも呼べる情報を瞬時に収集し、一覧化できるようにする為の情報群を作成
- (本人が自発的に見るか、受動的に見るかはともかく)個々人への情報伝達手段の確立
- 各自の情報への意識工場
によって為されると思われる。